ビジネスパーソンがストレスとは?データを見ながら分析してみた
2021/01/16
こんにちは。
株式会社マルション・アンサンブルのブログです。
働き方改革や新型コロナウイルスの拡大防止対策として、フレックス制度やリモートワークなど、柔軟な働き方を取り入れた企業が増えてきています。それに伴い、ビジネスパーソンが抱えるストレスの傾向も変化しつつあります。
今回は、ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査をアンガーマネジメントファシリテーターの目線で分析してみました。
ビジネスパーソンが抱えているストレスの原因だけでなく、新型コロナウイルスに伴い、働き方がどのような変化があったかどうかをまとめてみました。
目次
- ○ ビジネスパーソンが抱えるストレスとは?職場でストレスを感じる要因
- ・職場でストレスを感じる要因
- ○ 新型コロナウイルスに伴う働き方の変化
- ・自宅勤務の推進
- ・フレックス制度の導入
- ・保育園・学校の休校による影響
- ○ 働き方の変化によって、ストレスのケアが必要
- ○ 最後に
ビジネスパーソンが抱えるストレスとは?職場でストレスを感じる要因
2020年ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査では、実際にビジネスパーソンがどんなことにストレスを抱えているのかについて、アンケートが行われました。
そのアンケートの結果、勤務先においてストレスを感じる要因のランキングは以下のようになりました。
1位:収入面(経済面)
2位:仕事の内容
3位:上司との人間関係
4位:上司・部下以外の社内の人間関係
5位:取引先等の社外の人間関係
<出所>
職場でストレスを感じる要因
ビジネスパーソンのストレスを感じる一番の要因で、最も多かったのは「収入面(経済面)」です。
働き方改革による残業時間の削減や、残業時間の削減によって収入が減っていることがわかります。また、新型コロナウイルスの影響を受けて、業績の悪化、収入の減少など、経済的な不安がストレスの要因となってきています。
続いて多かったのは「仕事内容」です。
そして、3~5位は上司や部下、社内・社外の人などとの「人間関係」に関するストレスが多く見られました。
過去3年間のビジネスパーソンの抱えるストレス調査結果でも、「人間関係」や「仕事の内容」が3年以上TOP5にランキングしてます。これらは多くのビジネスパーソンの悩みとなっていることがわかります。
新型コロナウイルスに伴う働き方の変化
さらに、2020年ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査では、アンケートを行った方の半数(50%)が「コロナウイルスにより会社の働き方が変わった」と回答しています。
新型コロナウイルスの影響により、様々な制度を取り入れて「働き方」が変わった会社が多くありますが、具体的にどのような変化があったのかを分析していきましょう。
自宅勤務の推進
コロナウイルスの感染防止対策として自宅勤務をする会社が増えました。
約2割の方が新たに在宅勤務制度が導入されたと答えています。ただ、在宅勤務制度が十分に整っていないまま在宅勤務を開始した会社もあります。
社会の急激な変化に職場が追いついていない印象を受けます。
フレックス制度の導入
「新たにフレックス制度が導入された」と回答している方も、少なくはありますが、一定数います。
ただ、ITやWeb業界ではリモートワークやフレックス制度が導入しやすい一方で、製造業や接客業など人が必要な企業では導入しにくいこと制度であるため、フレックス制度の導入が少ないことがわかります。
保育園・学校の休校による影響
コロナウイルスの感染拡大防止として、子供たちが通う保育園や学校が休校となり、自宅で子どもの面倒を見る時間も必要となりました。
自宅で在宅ワークをしながら、子どもの面倒をみないといけない家庭もあり、なかなか仕事の生産性に高めれない家庭も多くいらっしゃいます。
そういった背景から、子供のいる従業員を支援するために有給とは別に休暇制度や収入保証制度が導入された会社もあります。
働き方の変化によって、ストレスのケアが必要
働き方改革やコロナウイルスの影響によって、従来の働き方から大きく変わってきています。
そして、働き方の変化がビジネスパーソンのストレスに大きな影響を及ぼしていることから、ストレスケアも必要となってきています。
ビジネスパーソンの感じるストレスの傾向は様々です。
在宅勤務やフレックス制度により、在宅にいる時間が長くなることで会社での人間関係によるストレスがなくなる一方で、家族間や収入面、コミュニケーションなどの業務の面でのストレスが新しく増えてきます。
また、在宅勤務をできる業種と在宅勤務できない業種では、感じるストレスの傾向も異なるでしょう。
不安な状況が続くなかで、リモートワークやフレックス制度を導入して作業を効率化を追求するだけでなく、「ストレスケア」の面も要視して、良好な職場環境を作ることが求められています。
最後に
今回は、ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査をアンガーマネジメントファシリテーターの目線で分析してみました。
ビジネスパーソンのストレスを感じる要因で、「収入面(経済面)」「仕事内容」「人間関係」です。
その上、新型コロナウイルスの感染防止対策に合わせて、多様な働き方が増えてきていることから、効率化だけでなく働き方に合わせた「ストレスケア」にも重点を置く必要があります。
そのため、弊社ではアンガーマネジメントファシリテーターがストレスケアする方法を企業・団体・組織に開催しております。一人ひとりが心身共に健康を維持できるよう、怒りやストレスをコントロールするための手法をお伝えしております。
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