女性にとって仕事の悩みは尽きない?キャリアの問題点をまとめてみた
2021/03/25
こんにちは。
株式会社マルション・アンサンブルのブログです。
現代の日本社会では、女性の社会進出による取り組みにより、女性の就業率が高くなっています。そんな中で、女性が社会進出に伴い、キャリアウーマンには男性と異なる悩みを抱えています。
今回は、女性のキャリア・仕事に関する悩みについてまとめてみました。職場で起こりがちな女性特有の悩みに焦点を当て、現状の問題について詳しく見ていきましょう。
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目次
- ○ 女性の社会進出に伴う、女性のキャリア状況
- ・女性のキャリア環境が整備されているとは言いがたい。
- ○ キャリアウーマンにおける仕事の悩み
- ・仕事と家庭とのバランスが取りづらい
- ・出産とキャリアの選択肢で揺れる
- ・男性と比べて待遇面・給与面に不満がある
- ○ 最後に
女性の社会進出に伴う、女性のキャリア状況
「男女雇用機会均等法」や「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」により、女性の社会進出に対する取り組みが積極的に行われてきています。
働く女性が増加傾向にあり、総務省が行った2021年1月の労働力調査によると、女性の生産年齢人口(15~64歳)の就業率は70.5%が何かしらの職に就いています。また、女性の社会進出が進むにつれて、正規雇用・パート・アルバイト・派遣社員といったような雇用形態が多様化してきました。
このように、女性の社会進出に関する制度が設けられつつある一方で、家庭と仕事のバランスや、非正規雇用の割合など、女性が社会進出する際の問題点も多く存在します。
<出所>
女性のキャリア環境が整備されているとは言いがたい。
女性の社会進出は要請はあるものの、実際のところはまだまだ十分に整備が進んでいないのが現状ではないでしょうか。
その一つに、「育休が取得しにくい」ことが挙げられます。福利厚生で育休制度が設けられている一方、人手不足などの忙しさにより、育休が取得しにくかったり、マタニティハラスメントなどの被害も発生しています。そのため、結果的に、育休を利用せずに退職してしまうというケースがあります。また、育休制度を利用し、職場復帰はしたもののなかなか活躍する体制になっていない、周りに気を遣うなどで辞職を余儀なくされることもあるかと思われます。
他にも、「組織の中に役員や管理職になる女性のロールモデルが少ない」「優秀な女性でもルーティンワークしかさせてもらえない」また、組織の中で女性管理職を育成するシステムが整っていないなどの理由で、女性が長期的にキャリア形成することが難しい状況も散見され、まだまだ女性の社会進出の制度が十分に整備されているとは言いがたい状況となっています。
キャリアウーマンにおける仕事の悩み
では、キャリアウーマンが仕事においてどのような悩みを抱えやすいのか、具体的に見ていきましょう。
仕事と家庭とのバランスが取りづらい
一つ目は、「仕事と家庭のバランスが取りづらい」ことです。
仕事と家庭のバランスが取りづらく、仕事と家庭のどちらを重視すべきなのか、という悩まれる方が多いです。
例えば、「結婚相手の転勤があったときに、自分も職場を変えるべきなのか」「心身に負担のかかる不妊治療と仕事を両立させられるのか」「出産後の仕事復帰はどうするのか」といった女性特有の悩みを抱えられています。
出産とキャリアの選択肢で揺れる
二つ目は、「出産とキャリアで選択肢が揺れる」ことです。
結婚や出産などのライフステージに変化があった場合に、「これまで築いてきたキャリアが途切れないのか」「仕事と子育ての両立ができるだろうか」といった心配が出てきます。
特に転勤が多かったり、残業になりがちな仕事に携わっていたりすると、生活が代わり時間的に制限ができたときに融通が利かない現状に心配してしまうことから、出産とキャリアの選択肢の狭間で揺れてしまうことが往々にしてあります。
男性と比べて待遇面・給与面に不満がある
三つ目は、「男性と比べて待遇面・給与面に不満がある」ことです。
「男女平等」と言われていますが、現実はまだまだ平等ではありません。男性と同じ仕事をしていても、同期に比べて給与が低かったり、昇進が遅かったりするケースがあります。
また、雇用形態にも男性と女性で差があります。2021年1月の調査(総務省:労働力調査)では、正規の職員・従業員は男性では78.2%であるのに対し、女性は46.3%とかなり低い数字となっています。雇用形態の差からも待遇面・給与面において男性と比べて良くないことがわかり、不満を感じている女性が多いのが現状です。
このように、自分の労働対価として給与が少なかったり、優れた実績を出したとしてもなかなか評価されなければ、仕事へのモチベーションは低下します。その上、将来のキャリア形成をどうするかという悩みにも繋がってしまいます。
最後に
今回は、女性のキャリア・仕事に関する悩みについてご紹介しました。
女性の社会進出に対する取り組みにより、現代の日本では昔に比べて、仕事に就く女性が増えてきました。しかし、ライフスタイルの変化や、雇用状況の男女の差などまだまだ社会進出の制度が完全に整えられているとは言い難く、キャリアウーマンには男性と異なる悩みを抱えています。
そのため、女性がキャリアプランを考えて自分らしく仕事を続けていくことが難しい状況となっています。弊社ではキャリアコンサルタントが女性がキャリア形成を上手にできるよう、キャリアプラン作成に関する講座を企業・団体・組織に開催しております。
遠慮なくお気軽にお問い合わせください。