アンガーログとは?記録するメリットと公式アプリがあるよ
2021/02/22
こんにちは。
株式会社マルション・アンサンブルのブログです。
現代のようなストレス社会では、怒りやすい人が増加傾向にあり、職場での人間関係を円滑に過ごしていくために、怒りを上手にコントロールする必要性が高まりつつあります。怒りをコントロールする有名な手法として、アンガーログが挙げらます。
今回は、アンガーログとアンガーログで記録するメリットをまとめてみました。「ついイライラしてしまう」「怒りで仕事になかなか集中できない」といった悩みを抱えている方でも、アンガーログを取り入れることで少しずつ改善していくことができます。
また、アンガーログを記録するためには、公式アプリもリリースされていますよ。
目次
- ○ アンガーログとは?アンガーログの書き方とは知ろう
- ・アンガーログの書き方
- ○ アンガーログを記録するメリット
- ・自分の思考が整理される
- ・自分の怒りの傾向がわかる
- ・コアビリーフがわかる
- ○ アンガーログアプリ(公式)があるよ
- ○ 最後に
アンガーログとは?アンガーログの書き方とは知ろう
アンガーログとは、怒りの感情を感じたときにその場でまたは覚えているうちに怒りを記録することです。
怒りを書いて記録することで、思考が整理されるだけでなく冷静になることができるので、怒りの感情も和らげる効果があります。実際に怒りを書いてみると、「こんなことに怒っていたんだ」と冷静に思ったり、意外と簡単に“怒り”の感情を失くすことができます。
さらに、アンガーログを記録していくことによって、自分の「怒りの傾向」を知ることができます。「怒りの傾向」を把握することで、むやみに怒って消耗することが少なくなります。
また、怒りは、「~すべき」「当たり前だ」という「~べき思考」によって生じます。アンガーログを記録することで、自分が自然と考えている思考に気付くことができます。
アンガーログの書き方
アンガーログは、少しでも怒りを感じたときにつけるとより効果を発揮します。
具体的には以下のような項目で怒りを記録していきます。
・日時・場所
・出来事(事実)
・欲求と感情
・怒りの度合い
また、「怒りの度合い」については、点数で付けていきます。目安は以下の通りになります。
・一時的にイラッとした:1~3
・まあまあ強い怒り:4~6
・激怒・コントロールできない:7~9
・人生最大の怒り:10
アンガーログを記録するコツは、感情を入れずに事実のみを書くことです。文字にして怒りを客観視することで、自分が目を背けていた現実に気付くことができます。
このように、自分の怒りを分析することで、上手にアンガーマネジメントできることに繋がり、不要な怒りを避けることができます。
アンガーログを記録するメリット
アンガーログを記録するメリットは、以下の通りになります。
自分の思考が整理される
一つ目は、「自分の思考が整理される」ことです。
その上、書くことでその場の怒りが落ち着き、冷静さを取り戻す効果もあります。激しい怒りを感じていたことでも、書いてみると意外と些細なことにみえたりします。
アンガーログの書き方で紹介した項目を全て書かなくても、出来事を紙に書いて読んでみるだけでも怒りの感情を軽くすることができます。
自分の怒りの傾向がわかる
二つ目は、「自分の怒りの傾向をわかる」ことです。
具体的には、怒りやすい時間帯や場所、相手、状況などがわかります。
例えば、朝の通勤や会議前などの時間帯や、お店の店員さんの態度など自分がどんなシーンでイライラしやすいかがわかったりします。他人にとっては何も思わないことでも、自分にとってイライラするということがあります。
アンガーログを記録することで怒りを客観視することができ、怒りの原因を見つけることに繋がります。
コアビリーフがわかる
三つ目は「コアビリーフがわかる」ことです。
コアビリーフとは、自分の知らず知らずのうちに入っている思考パターンのことで、「自分の常識・自分の普通」と表現することもできます。
「~すべき」「~のはず」という自分のコアビリーフが裏切られることで、怒りを感じてしまいます。怒りの裏にはコアビリーフが潜んでいて、コアビリーフは怒りの火種となることもあります。
アンガーログを記録することで、なぜ自分が怒りを感じているのかを簡単に説明することができます。
アンガーログアプリ(公式)があるよ
アンガーログを記録することによって得られる効果についてご紹介してきましたが、実際にアンガーログを記録するために、便利な公式アプリ(iOS版とAndroid版)がリリースされています。
もちろん、公式アプリを使用しなくてもアンガーログを記録することができますが、公式アプリでは地図を使って場所を示したり、日付を簡単に入力することができます。
特に、アンガーログは記録し続けることで効果を発揮します。そのため、ご自身のベストな記録な仕方で記録していきましょう。
最後に
今回は、アンガーログとアンガーログを記録するメリットをご紹介しました。
アンガーログを取り入れることで、感じた怒りを冷静に客観視できるだけでなく、自分の怒りの傾向や思考パターンを把握することができます。自分の怒りを感じるポイントを把握することで、対策することができ、不要な怒りを避けることができます。
その上、アンガーログは企業内でも円滑な人間関係や生産性向上のためにアンガーマネジメントの手法の一つとして導入されています。
弊社ではアンガーマネジメントコンサルタントがアンガーログを含めたアンガーマネジメントの手法を企業・団体・組織向けに開催しております。職場において良好な人間関係を保つよう、怒りの感情を適切にコントロールするための手法をお伝えしております。
遠慮なくお気軽にお問い合わせください。