人生100年時代!?老後も安定した、長期的なキャリアを形成していこう
2021/03/08
こんにちは。
株式会社マルション・アンサンブルのブログです。
医療が飛躍的に発展する中で、100歳まで生きる確率が圧倒的に高くなり、人生100年時代が来ると言われています。想像できないほどの長い「老後の第二の人生」が待ち受けていますが、長くなる就業生活に合わせたキャリアを自分自身で築いていく必要性も高まってきています。
今回は、人生100年時代におけるキャリアについてまとめてみました。人生100年時代において、キャリアを築いていくための必要な情報を解説しています。
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目次
- ○ 人生100年時代と社会情勢の変化
- ・終身雇用の崩壊
- ・パラレルキャリア、副業解禁
- ○ 新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、労働環境・人生観の岐路にたつ人も少なくない
- ○ 稼ぐ力を持つことの重要性
- ・個人のニーズと企業側のニーズをマッチングして、従業員が活躍できる場を提供しよう
- ○ 最後に
人生100年時代と社会情勢の変化
医療が飛躍的に発展していくなかで、人生100年時代が来ると言われています。同時にさまざまな社会情勢の変化が起きています。
代表的な社会情勢の変化について見ていきましょう。
終身雇用の崩壊
1つ目は、「終身雇用の崩壊」です。
経済産業省の資料では「企業が終身雇用制度を続けていくことは難しい」ことが示唆されています。「終身雇用の崩壊」の理由に、日本経済の低迷、ITの進化による働き方の変化、成果主義を導入する企業の増加などが挙げられます。
また、少子高齢化や国の財政問題により、「60歳で定年してその後は年金生活」というのは現実的ではありません。さらに、2021年4月1日より、改正高年齢者雇用安定法が施行され、65歳までの雇用確保義務に加えて、70歳までの就業機会を確保する措置を講ずることが努力義務となります。従って、従来よりも働く期間が長くなることが予想されています。
パラレルキャリア、副業解禁
2つ目は、「パラレルキャリア・副業解禁」です。
パラレルキャリアとは、「複数のキャリアを並行する」ということです。会社の寿命の短命化が進み、定年まで1つの会社で勤め続けることは少なくなります。これにより、キャリアの主導権は「組織」から「個人」へと変わり、自分自身でキャリアを築いていくことが当たり前になってきています。
副業が解禁され、複数のキャリアを並行することで、収入、スキルアップ、価値観のアップデート、人的ネットワークの構築など、キャリアの糧を獲得する必要性が高まってきています。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、労働環境・人生観の岐路にたつ人も少なくない
その上、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、「自分はなぜ働くのか」「自分にとって本当に大切なことはなにか」「どのようなキャリア・人生を歩みたいか」などキャリア観や人生観の岐路に立つ人が増えてきました。
今までのビジネスパーソンは、キャリアは会社任せで、自分で道を切り拓きキャリアを形成していくという発想が乏しい状態でした。しかし、今回のコロナ禍によりあらゆる業界が打撃を受け、この会社にいれば一生安泰ということはありえなくなりました。
実際に、内閣府が2020年6月に発表した『新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査』では、「仕事のへの向き合い方に変化を感じている」という人が多いことがわかりました。
どう生きて、どう働くのかを自分自身で考え、自分のキャリアを問い直す必要性が高まっていることがわかります。
<出所>
新型コロナウイルス感染症の影響下における 生活意識・行動の変化に関する調査/内閣府/令和2年6月21日
稼ぐ力を持つことの重要性
人生100年時代やコロナ禍による社会情勢の変化によって、稼ぐ力を持つことの重要性が明らかになりました。
現状から考えると年金がもらえたとしても、従来よりも少ない金額になることが予想されます。最も有益かつ価値のある備えは、「自分で稼ぐ力」を身に着けることです。
会社に勤めているだけでは感じられないことですが、本来は自分が出せる価値以上の対価はもらえません。これから先は、「自分がどのようなキャリアを形成していくのか」「どのような能力・スキルを身につけていくのか」を真剣に考え、会社だけに依存せず個人でも稼ぐ力を備えることが求められてきています。
個人のニーズと企業側のニーズをマッチングして、従業員が活躍できる場を提供しよう
一方、企業では、従業員1人1人にとってのキャリア形成を明確化させ、個人と企業側のニーズをマッチングさせながら、従業員が活躍できる場所を提供していくことが求められています。
個人のキャリア意識が変わっていくと同時に、企業のキャリア開発・キャリア支援の考え方もアップデートしていかなければなりません。従業員各々が自分のキャリアを自ら主体的に考える場を提供する必要があります。
具体的には、キャリアカウンセリングできる環境を整えることが挙げられます。キャリアについて真剣に考えたときに、さまざまな悩みや迷いができてきます。内容によっては人事や上司には相談しにくいこともあることから、キャリアカウンセリングを導入し、相談しやすい場を設けてあげます。
また、本人の将来やりたい仕事が社内にある場合は、どのような職務経験・資格・能力を身につければ、その仕事に就くことができるのか、を考えてあげる必要があります。
社内でキャリアに関する情報を公開することで、従業員のキャリア形成の指針となり、主体的に学ぶようになります。
最後に
今回は、人生100年時代のキャリアについてご紹介しました。
人生100年時代といわれる中で、コロナ禍による経済・社会環境の不可実性が高まり、長期的なライフキャリアを形成することが求められています。また、年金問題などにより個人が稼ぐ力を持つ重要性が高まっています。
そのため、企業側は、企業のニーズに合う従業員を雇うだけでなく、従業員1人1人のニーズを考えて、従業員が活躍できる場を提供する必要があります。
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