従業員満足度(ES)とは?ESを高めていく方法をまとめてみた
2021/03/15
こんにちは。
株式会社マルション・アンサンブルのブログです。
働き方改革の施策が本格的に始まった日本において、従業員満足度の向上は経営者や人事管理者が取り組むべき重要な施策の一つです。経営者や人事の管理者が従業員の満足度を高める施策に取り組むことで、従業員の生産性や顧客満足度の向上につながります。
今回は、従業員の満足度(ES)の詳細とESを高める方法をまとめてみました。従業員満足度を向上させる要素や、具体的な取り組みについて解説しています。
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目次
- ○ 従業員満足度(ES)とは?
- ○ 従業員満足度(ES)を高めるにおいて重要な要素
- ・金銭報酬
- ・非金銭報酬
- ○ 従業員満足度を高めていく方法
- ・現在の従業員満足度を調査し、対策する
- ・目標を見える形にする
- ○ 最後に
従業員満足度(ES)とは?
従業員満足度とは、職場の従業員の満足度を数値化した指標で、ES(=Employee Statifaction)とも言われています。職場環境や福利厚生、働きがいなどに対して、どれだけ気持ちが満たされているかが測られ、従業員が企業に満足している度合いが示されます。
測定する方法は、定期的にアンケート調査が行います。目的に応じてアンケート項目を設定し、結果を細かく分析することで、従業員が満足している点や不満を感じている点が洗い出されます。
従業員の満足度の改善には、調査結果を分析し、現状と照らし合わせて対策する必要があります。また、行った対策に対して満足度がどのくらいの変化するのかを確認するためにも、調査を定期的に行うことが推奨されています。
従業員満足度(ES)を高めるにおいて重要な要素
従業員満足度(ES)を高める要素は、大きく分けて「金銭報酬」と「非金銭報酬」に分けられます。
従業員の働く理由や目的は、1人1人異なることから、「金銭報酬」と「非金銭的報酬」のどちらを重要視しているかも人によって違います。従業員の満足度を高めるためには、「金銭的報酬」と「非金銭的報酬」の両方の要素について意識することが重要になります。
金銭的報酬と非金銭的報酬のそれぞれの要素の詳細と具体例について見ていきましょう。
金銭報酬
金銭的報酬の中には、直接的報酬と間接的報酬があります。それぞれの具体例として以下の通りになります。
・直接的報酬:給与、各種手当、賞与、一時金、退職金
・間接的報酬:福利厚生(有給休暇、社会保険、社内活動に対する補助金)
非金銭報酬
非金銭的報酬には、以下の通りになります。
・技能的報酬:学習機会、スキルアップ、自己成長
・精神的報酬:働きがい、社会的意義、自己実現、達成感、貢献感、評価や処遇に対する納得感
・人間関係:他部署との連携、上司や先輩からの称賛、部下や後輩からの尊敬
・環境づくり:コミュニケーション環境、人事制度、労働条件、職場環境、情報公開
・企業風土:企業文化、ビジョン、事業戦略
従業員満足度を高めていく方法
従業員満足度(ES)を高めていく方法や事例について確認してみましょう。
現在の従業員満足度を調査し、対策する
まずは、「現在の従業員満足度を調査し、対策する」ことです。
従業員満足度の現状を知ることで、満足度の低い原因や課題を洗い出し、満足度を高めるための改善策を打ちます。
定量的かつ客観的に満足度を把握するために従業員満足度の調査を行います。具体的には、いくつか満足度に関する項目で定期的に調査を定期的に実施します。業務の忙しさや時期によって結果が変わることがあるので、何回かに分けて定期的に行いましょう。精度の高い現状を把握できるだけでなく、現状からの変化を知ることもできます。
そして、得られた調査結果から対策することで、現状から改善が見込まれ、回答した従業員にとっても満足度が高まります。
目標を見える形にする
次は「目標を見える形にする」ことです。
目標を数値化したり、具体的な表現にして目標を見える形で共有することは、1人1人のモチベ―ションを高めるだけでなく、正当な評価体制が整われることにも繋がるので、従業員満足度を高めます。
具体的には、目標の売上金額や進捗状況を数値化・可視化して共有します。具体的な目標や進捗状況をチームで共有することで、従業員の働き方や段取りも可視化され、目標に向かって業務を取り組みやすくします。また、目標の可視化は、お互いをサポートする動きも生み出します。チームとしての一体感が生まれるので、困っている従業員がいたときは、お互いがサポートする動きも活性化され、その分やりがいも向上します。
このように、「目標を見える形にする」ことは目標に対する明確な評価が把握できるだけでなく、1人1人のやる気も高まり、能動的な業務を活性化させ、結果的に高い従業員満足度にも繋がります。
ただし、上記の紹介した事例はほんの一例です。従業員の満足度を高めていく方法は企業によっても適切な方法は異なります。個別の事案を確認してみたい場合は、遠慮なくお気軽にお問い合わせください。
最後に
今回は、従業員の満足度(ES)についてとESを高める方法をご紹介しました。
従業員満足度の向上は、結果として企業の業績を良くすることにつながります。
経営者や人事の管理者が従業員の満足度を高める施策に取り組むことで、従業員の生産性や顧客満足度の向上につながります。従業員満足度を向上させることは優秀な人材を確保することにも繋がります。
今回ご紹介したESを高める方法は事例にすぎず、適切な方法は企業によって異なります。そのため、弊社ではキャリアコンサルタントが従業員満足度の測定法、改善施策に関する講座を企業・団体・組織に開催しております。生産性の向上や人材不足・離職率が増加しないよう、従業員満足度を高めるためのより実践的な取り組みについてお伝えしております。
遠慮なくお気軽にお問い合わせください。