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Googleのプロジェクトアリストテレスとは?チームビルディングに活用しよう

Googleのプロジェクトアリストテレスとは?チームビルディングに活用しよう

2021/04/15

Googleのプロジェクトアリストテレスとは?チームビルディングに活用しよう アイキャッチ

こんにちは。
株式会社マルション・アンサンブルの鈴木恵枝です。

 

Googleは数え切られないほどの研究に取り組み、膨大なデータを集め、大金をかけて、自社の従業員をより良く理解しようと努めてきました。Googleの興味深い取り組みの一つであるプロジェクト・アリストテレスがあります。

 

今回は、Googleのプロジェクトアリストテレスの概要とチームビルディングとの関係性についてまとめてみました。プロジェクトアリストテレスの用語や内容について解説していますので、自社の生産性向上に活用してみましょう。

 

 

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目次

Googleのプロジェクトアリストテレスとは?

Googleのプロジェクトアリストテレスとは?

プロジェクトアリストテレスとは、2012年にGoogleが発表した企業向けリサーチのことです。プロジェクトの目的は、生産性の高い「効果的なチームの条件」を調査し、定義付けるために行われました。


古代ギリシャの哲学者アリストテレスの言葉である「全体は部分の総和に勝る」から「プロジェクトアリストテレス(Project Aristotle)」と名付けられました。プロジェクトアリストテレスの研究者もアリストテレスと同じで、「従業員は単独ではなく、チームで動いた方が大きな成果を上げられる」と考えています。


数百ものあらゆる業務に携わるチームの中で、「生産性の高いチーム」と「生産性の低いチーム」に分け、生産性アップの成功ポイントを見つけ出すことで、Googleだけでなく、世界中の企業がより良い働き方を提唱できるプロジェクトになります。


<出所>

Googleが提唱するチームの生産性向上の5つの特性

あらゆるリサーチを実施した上で、Googleが導いた生産性向上の事象があります。「チーム生産性向上の5つの特性」と言われており、チームに影響する因子として、重要な順番で上から示すと上記の図になります。

5つの特性の詳細について順番に解説していきます。

心理的安全性(サイコロジカル・セーフティー)

一つ目は「心理的安全性(サイコロジカル・セーフティー)」です。

心理的安全性とは、不安を感じることなく、たとえネガティブな考えであっても自由に発言でき、また、考えに基づく行動を取っても安全だと感じて、お互いに弱い部分をさらけ出すことができる度合いのことを指します。


たとえ、ネガティブな印象を与えるような行動をしてしまっても、「このチームなら大丈夫だ」と信じられるメンタル状況を意味します。


心理的安全性の高いチームに所属していると、他のメンバーと接する中で生じるリスクを不安に感じにくいので、自分の過ちを素直に認めたり、気軽に質問したり、積極的にアイデアを提案したりできます。有意義な議論や積極的な協力が日常的に行われやすいので、チームの生産性が向上します。

相互依存

二つ目は、「信頼性」です。

信頼性とは、チームメンバーがお互いを信頼して、他のメンバーが高いクオリティで期限以内に、仕上げてくれると信頼している度合いのことを指します。


お互いに、信頼性の高いチームではハイクオリティかつ時間以内に仕上げる傾向があります。メンバー全員が自ら仕事に責任感や強い自負が持てるようになり、半端な仕事や責任の押し付け合いがなくなり、生産性も自ずと向上していきます。

構造と明瞭さ

三つ目は、「構造と明瞭さ」です。

構造と明瞭さは、チームの役割・計画・目的が明確で、自身や他のメンバーがやるべきことが明確であるかの度合いのことを指しています。


組織に高い生産性を求める場合、「職務や業務に要求されていること」「要求を満たすためのプロセス」などを明瞭にし、さらに各メンバーがその構造を理解している必要があります。


構造と明瞭さが高いと、それぞれのメンバーが自分の役割や全体への影響を理解しているので、報連相などの情報共有がスムーズに行われ、チームの生産性向上に繋がります。

仕事の意味

四つ目は、「仕事の意味」です。

仕事の意味とは、チームメンバー全員が今の仕事が自分にとって意味があると感じる度合いのことを指します。仕事の意味には、「経済的な安定を得るため」「家族を支えるため」「チームの成功を助けるため」「自己表現をするため」など様々あります。


チームの生産性をアップさせるためには、「仕事」と「仕事の成果」に対して、目的意識を持たせる必要があります。仕事の意味が高いチームだと、自分の仕事に意味を持って取り組むことから、仕事に対するモチベーションも継続して保たれます。また、仕事の業務中のやりがいだけでなく、働きに応じて得られる成果も大きなものなるので、生産性の向上に繋がります。

インパクト

五つ目は、「インパクト」です。

インパクトは、メンバー全員が、自分の仕事には意義があり、良い変化を思っている度合いのことを指します。


インパクトの高いと、メンバー個人がチーム全体の目標達成に対して、強い意味を持ち、チームに貢献していることを実感することができます。


「個人の働きがチームや社内全体の目標に貢献している」ことをツールで可視化して、メンバーが仕事のインパクトを把握できるようにすると、自分の仕事には、意義があり、社会に対しても良い変化をもたらすものだと思えるようになります。

Googleのプロジェクトアリストテレスを社内のチームビルディングに活用しよう

Googleのプロジェクトアリストテレスをチームビルディングに活用していきましょう。

上記で解説したGoogleが見つけ出した「5つの特性」は、チームビルディングを行う上では欠かせません。


特に、「5つの特性」において一番重要な要素である「心理的安全性」が高い職場は、誰もが安心して意見を述べて、質問ができるようになります。

その結果、メンバー間のコミュニケーションが増え、様々なアイデアが出て、問題がスピーディーに解決されやすく、チームの生産性が高まっていきます。

また、余計なストレスがなく仕事ができるので、個々が本来持っている能力を発揮しやすい環境になります。反対に、「心理的安全性」が低い職場だと、緊張感が高まり、普段では起さないようなミスやエラーが増える可能性がでてきます。結果的に生産性が下がってしまうことになります。


このように、Googleが見出した「5つの特性」すべてが、チームの生産性向上に関わってきます。目標を達成できるチーム作りをするために、ぜひ、プロジェクトアリストテレスをチームビルディングに活用していきましょう。

最後に

今回は、Googleのプロジェクトアリストテレスの概要とチームビルディングとの関係性についてご紹介しました。


プロジェクトアリストテレスとは、組織の生産性を高めるために行われた、2012年にGoogleが発表した企業向けリサーチのことです。プロジェクトアリストテレスには5つの柱があり、この5つを満たすことが生産性の向上に繋がります。

また、Googleは、従業員研修にマインドフルネスを取り入れたり、従業員目線での人間関係論的システム経営をしているのでしょうか。ぜひ、自分のチーム・組織のチームビルディングにプロフェクトアリストテレスを活用してみてはいかがですか。


弊社ではチームビルディングに関する講座を企業・団体・組織に開催しております。生産性の高いチーム作りをするために、プロジェクトアリストテレスを利用した効果的なチームビルディングもお伝えしております。


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