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セリグマン博士が発見した学習性無力感とは?うつ病との関係性をまとめてみました

セリグマン博士が発見した学習性無力感とは?うつ病との関係性をまとめてみました

2021/03/01

セリグマン博士が発見した学習性無力感とは?うつ病との関係性をまとめてみたよ アイキャッチ

こんにちは。
株式会社マルション・アンサンブルのブログです。

 

職場において「何をやっても無駄、どうせできない、無理」といううつ状態のような雰囲気は漂っていませんか?この状態はもしかすると、学習性無力感に陥っているかもしれません。

 

今回は、セリグマン博士が発見した学習性無力感とうつ病との関係性をまとめてみました。ポジティブ心理学を活用した、うつ病のような状態から乗り越える方法もご紹介していますので、職場でのマネジメントにも利用できる内容となっています。

 

目次

セリグマン博士が発見した学習性無力感とは?

セリグマン博士が発見した学習性無力感とは?

学習性無力感は、セリグマン博士がポジティブ心理学の実験において、見出した概念のことです。学習性無力感とはある状況に対して、「何をやってもどうせ無理、出来ない」という状態に陥ることを指しています。


セリグマン博士は、イヌを使った実験から「抵抗や回避できないストレスに長期間さらされると、そのような不快な状況から逃れようとする行動すら行わなくなること」を発表しました。

セリグマンの実験

実際、セリグマンは、以下のような実験を行いました。

以下のような電気ショックの流れる2種類の部屋にそれぞれ一匹ずつ犬を入れました。


・部屋①:スイッチを押すと電流が停まる仕掛けがある部屋
・部屋②:何をしても電流が止まらない部屋


この結果、部屋①にいった犬はスイッチを押すと、電流が止まることを学習し、スイッチを積極的に押すようになりました。一方、部屋②にいった犬は、最終的に何の抵抗もしないようになってしまいました。


また、実験に使用した2匹の犬を仕切りを飛び越えるだけで、電流が流れる部屋にうつしたところ、部屋①にいた犬は仕切りを飛び越えたのに対して、部屋②にいた犬は何も行動を起こしませんでした。


このように、自分が何をやっても結果が変わらないと学習することで、どのような状況に対しても、行動を起こさなくなってしまいます。

うつ病と学習性無力感の関係性

学習性無力感の概念は、うつ病発症を説明するモデルとしても用いられています。

不快な状況を自身でどうにもできない場合は、動物は無気力になります。そして、学習性無気力感はその後の実験により人間にも当てはまることが明らかになりました。


抑うつは、学習性無力感が生じる過程で引き起こされます。つまり、人は、自分の意志に反して抵抗できない状態が続くことで、抑うつ状態になります。そして、抑うつ状態が続くことで脳内の神経伝達物質が減少し、症状として定着したものがうつ病となります。

もし、無力感が強いのであれば、早めに対処しなければうつ病に発展する可能性があります。

学習性無力感をポジティブ心理学で乗り越えていこう

セリグマン博士は、「学習性無力感に陥ってしまったときに、ポジティブな姿勢を持つことが大切である」と主張しています。

また、無力感は学習できるのと同様に、ポジティブな姿勢も学習できると考えられ、学習したポジティブな考え方を「学習性楽観主義」と呼ばれています。

ポジティブ心理学の研究では、ポジティブな姿勢を育むための方法についても研究されています。今回は、そんなポジティブ心理学を活用した代表的な方法についてご紹介していきます。

感謝を示す

1つ目は「感謝を示す」ことです。

ポジティブ心理学の研究では、被験者に10週間、感謝すべきことを毎週最大5つ書き続けてもらったところ、被験者は他のグループによりもポジティブな考え方を持ち、25%も幸福高かったことがわかりました。

この研究から、小さなことでも「感謝」などのポジティブなことに目を向けることで、自分の生活のなかで起きている良いことを探す力が養われます。箇条書きでも良いので、記録してみてください。毎日継続することにより、前向きな姿勢が育まれます。

運動する

2つ目は「運動する」ことです。

運動を継続して行うことで、自分の体に変化が起きてきます。

具体的には、運動する前よりも体重が落ちたり、体格が良くなったり、走っても息が切れなくなったりと感じることができます。

運動を続けることによって、自分が行動すれば、変化が起きることを体感することができます。運動によって、学習性無力感の「自分の行動は意味がない、何をやっても無理」という考え方を変えるきっかけになります。

環境を変える

3つ目は「環境を変える」ことです。

程度にもよりますが、場合によっては環境を変えてみるのも一考です。

職場であれば、人間関係や職場環境をリセットすることで、上手くいくケースも多いです。職場での人間関係や仕事の多忙さからのストレスが重なってしまうと、場合によってはひどいうつ状態になってしまうかもしれません。

なんとか出来る問題であれば、上司などに相談して調整してもらうことも良いですが、合わない環境で頑張っても自分が疲弊してしまいます。うつ状態が進行すると回復が難しくなるので、場合によっては環境を変えることも一つの方法です。

最後に

今回は、セリグマン博士が見出した学習性無力感とうつ病との関係についてご紹介しました。


「何をやっても無駄、意味がない」という学習性無力感に陥ってしまうと、うつ病に発展してしまい、場合によっては立ち直ることが難しくなります。そのため、学習性無力感にならないように、また、万が一なった場合にも乗り越えられるように、ポジティブ心理学を活用してポジティブな姿勢を身に着けることが大切です。


また、ポジティブな姿勢は学習性無力感を防ぐだけではなく、パフォーマンスを全般的に向上させる効果があると様々な研究で分かっています。そのため、弊社ではポジティブ心理学を職場でのマネジメントなどに活用できるよう、企業・団体・組織向けにポジティブ心理学に関する講座を開催しております。


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